なぜなに総合学科

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Q 「総合学科」はどういう学科ですか?

A 高校には「普通科」と農業・工業・商業などの「専門学科」があります。「総合学科」はどちらでもない、第3の学科です。選択科目が多く用意されていて、自分の進路や興味関心にあわせて、自分で考えながら科目を選択していくことに一番の特徴があります。

Q 選択科目はどれくらいありますか?

A どの高校でも学ぶ必修科目,総合学科の原則履修科目,総合的な学習の時間の他に,選択科目が,1年次で2単位,2年次で18単位,3年次で25単位あります。1週間あたり1時間学習するのが1単位です。1年次では週2時間選択科目を勉強します。
 興味や関心のある科目を自分の意思で選び自分の時間割を作る,就職や進学という目的にそって主体的に学習することができる,それが総合学科です。体験的な学習や課題解決的な学習を通して,学ぶことの楽しさや成就感を体験することができます。

Q  『産業社会と人間』ではどういう学習をしますか

A 「産業社会と人間」は、総合学科の1年生全員が学習する科目です。様々な体験学習や社会人の方々による講話などを通して現代の産業社会の特徴や、人間の生き方と職業の関わりなどについて学びます。そのうえで自分の適正や興味・関心、将来の進路について考え、2・3年次の「自分だけの時間割」を作成し、“私のライフプラン”を創ります。そして2・3年次に学習する自己の進路や生き方をさらに深く見つめる総合学習へと発展していきます。

Q 「総合的な学習の時間」はどうなりますか

A 私たちの学校の総合学科では,2年次に週1時間(1単位),3年次に週2時間(2単位)行います。高校生活は、入学してからのさまざまな学習や経験により,進路に対する見方や考え方に変化がでてきます。この変化を大事にし,将来に対する考え方を高校生のレベルで考えることはとても重要なことです。
 1年次での「産業社会と人間」や2年次・3年次での「総合学習」で,体験的な学習や課題解決的な学習を学び自分の将来を考えながら学習していく。進路や興味・関心を考えながら自分で科目を選択し,自分の時間割をつくっていく。これが私たちの学校の総合学科です。

Q  『系列』って何ですか

A できるかぎり選択科目を用意しましたが,みなさんの希望する将来の進路や興味・関心は実にさまざまで,全てに答えるわけにはいきません。また,科目をばらばらに選択したのではまとまった学習ができません。そこで,用意できる選択科目をみなさんの目安となるように,いくつかのグループにわけています。総合学科では,このグループのことを『系列』と呼んでいます。
 私たちの学校には「自然科学」「情報ビジネス」「健康福祉」「人文社会」の四つの系列があります。

Q 『自然科学系列』の科目ではどのような学習ができますか

A 『自然科学系列』では,自然界の事象や自然環境との関わりに対する関心を高め、科学的な思考力や態度、環境保護に対する姿勢を養います。

Q  『情報ビジネス系列』の科目ではどのような学習ができますか

A 『情報ビジネス系列』では,簿記会計を中心にした科目選択と,情報処理を中心にした科目選択ができます。簿記検定,ワープロ検定,情報処理検定など上位の級を取得できるようになっています。資格を多くとりそれを仕事や進路に生かそう,ということです。
 商業科の学習に近いものになりますが,商業の情報処理のほかに専門教科「情報」の科目「アルゴリズムとプログラム」や「情報の表現と管理」も勉強できます。私たちの学校には現在120台ほどのコンピュータがあります。

Q 『健康福祉系列』の科目ではどのような学習ができますか

A  『健康福祉系列』には,みなさんの良く知っているスポーツをやる科目のほか,「スポーツ概論」や「生涯スポーツ」などの科目、介護職員初任者研修を取得できる福祉の科目、「子供の発達や保育」「幼児音楽」など幼児教育について学べる科目などがあります。

Q  『人文社会系列』の科目ではどのような学習ができますか

A  『人文社会系列』は,文系の大学進学に必要な,英語,国語,社会(高校では地理歴史と公民の2教科にわかれます)などの科目が中心になります。文系の大学や短大への進学を考えている人、就職や公務員を考える人と幅広く選択します。


Q 各系列30人なのでしょうか

A 四つの系列があり,定員120名ですので,1系列30人と考えてしまいがちですが,そんなことはありません。系列ごとの募集ということもありません。入学してから、自分の興味・関心、進路に合わせた科目を選択し、各自の系列が決定していきます。

Q 入学したら系列を選ぶのですか

A みなさんの中には,福祉に興味のある人もいるかと思います。介護職員初任者研修をめざしている人の中には、さらに大学で専門的に福祉を勉強する,介護福祉士の資格をとるため短大や専門学校に進学する人もいます。そういう人は国語や英語などの人文語学系列の科目を選択しています。就職を考え,簿記や情報処理の勉強もしたい人は,情報ビジネス系列の科目を選択しています。このように,自分の進路や興味にあわせ,他の系列の科目を選択してもかまいません。
系列を選ぶのではなく,自分の進路や興味・関心を考えて「科目を選択する」のが基本です。

Q 卒業後の進路状況はどうなっていますか

A 進路先は,大学・短大への進学,専門学校への進学,就職が3分の1ずつです。「各自の進路希望を実現させる」それが私たちの学校の一番の目標です。

Q 国公立大学への進学は可能ですか

A  「効率」ということを考えると,残念ながら普通科にはかないません。「さまざまな生徒へさまざまな面からさまざまな配慮をする」のが総合学科だからです。入学後「高校生という立場から自分の進路を再度十分に見つめ直す」のも総合学科です。
 もちろん,センター試験が受けられないということはありません。受験に必要な科目の勉強が不足しないように放課後や長期休業中には課外授業を実施しています。
大学入試は実に多様な方法がとられ,推薦入試も多くの大学で取り入れられています。特色ある学習,部活動,生徒会活動,ボランティアなど,本校ではさまざまな活動で自分を特徴づけることができます。自分を特徴づけ,それをPR材料に推薦入試で臨むこともできます。

Q 高校生の就職は難しいということですが

A  その通りです。にもかかわらず、本校の就職率は県内平均より特に高く、様々な企業で卒業生たちが活躍しています。高校生を採用する企業が少なくなってきている原因として「卒業3年後に,卒業したときに就職した企業にそのまま勤めている者は5割しかいない」ということがよくいわれます。働くとはどういうことなのか,社会人として生きていくためには何が必要か,よくわからない人が多くなってきているように思います。
 総合学科の場合,1年次の「産業社会と人間」の授業のなかで,社会人講話や職場体験実習を行い,社会を知り,職場を直接経験する機会があります。2年次には希望者に対し数日間のインターンシップを行っています。また,授業やさまざまな活動を通して学校以外の人と触れ合うことも多くあります。
これらのこと,さらには,学校全体で欠席が少ないことや部活動が盛んなことが,本校の就職の実績につながっていると考えています。

Q 総合学科の他に農業技術科がありますが

A 全く違う二つの学科が同じ学校にあってうまくいくのか,という疑問があるかと思いますが、授業以外の活動は一緒ですし,総合学科の授業のなかにも,自分で育てた野菜を調理する、「生物活用」などの科目があります。3年次の選択科目群には,二つの学科共通で選択する科目群もあります。本校の特色を生かし、授業以外でも,さまざまな面で両学科の交流に心がけています。

 

Q 総合学科は自由な学科なのですか

A  総合学科は,自分が学習する科目を選択し,自分なりの3年間の学習をつくれるなど他の高校にはない自由があります。ただし,自由である反面,「主体的に判断する意志」や「自ら学ぶ姿勢」が必要です。自分で決定できない人はやめたほうがいいと思いますし,選択する分悩むことも多くなります。悩むことを覚悟してください。

Q どのような人が総合学科への入学を考えればいいのでしょうか

A  「好きな分野を勉強し自分の個性をのばしたい」「自分がめざす職業に結びつく学習をしたい」「いろいろなことを広く学習したい」「自分の進む道をさがしたい」総合学科への入学を考える人にはさまざまな人がいます。自分を特色づける機会が多くあるのが総合学科です。入学したら,自分のやりたいことを考え,いろいろなことに挑戦してみましょう。みなさんも総合学科への入学を考えてみませんか。

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